2016年4月28日木曜日

これぞアイドルを応援する醍醐味!舞台AKB49!






『このミュージカルはSKEが受け継ぐ!』



終演後、主演の1人東李苑から、この力強い言葉を聞いて、昨年に引き続きSKEによって再演された舞台『AKB49』の成功を確信した。



彼女たちは現役の、しかもAKB48グループに属する”アイドル”である。



その彼女たちが ”自分たちを元にフィクション化されたアイドル” を演じるというこの舞台、否が応にも自らの存在とリンクすることにより


”自らがアイドルである” という現実と対峙せざるを得ない状況に追い込まれることになる。




『 舞台は残酷なまでに、ごまかしが一切効かない世界 』



とは、以外にも卒業後まで舞台経験がなかった前田敦子の言葉だ。蜷川幸雄氏の舞台への出演(2014年)を経ての実感だが、このAKB49とて例外ではない。



そのごまかしの効かないシビアな世界に投げ出されることにより、まだ荒削りな”原石”である彼女たちは、傷つき葛藤しながら輝きを放ち始め、わずか2週間!で急速に磨き上げられることになる。



いかに厳しい環境であろうと、最後に輝けるかどうかは自分次第。


舞台を経た彼女たちは驚く程に、嘘偽りのない本音を吐露してくれている。



惣田紗莉渚♪AKB49は青春です。|SKE48オフィシャルブログ Powered by Ameba

江籠裕奈♡AKB49。|SKE48オフィシャルブログ Powered by Ameba

#須田亜香里 #AKB49 #ありがとうございました|SKE48オフィシャルブログ Powered by Ameba



実に清々しくて心が洗われる想いだ。


正直、客観的に”ミュージカル”として観た場合のクオリティはまだまだだろう。



だが、ほとんど素人同然であるメンバーたちの、そのガムシャラな姿が現実のアイドルとして、もがいている姿とシンクロすることで、今しか出せない輝きとなって強調され、未熟でありながらも、逆にそれが魅力的に見える効果を生み出している。



そもそもの楽しみ方が”一般的なミュージカル”とは違うものであることは認識しておきたい。



そしてヲタとしても役柄を通して”自らと向き合い、葛藤しながら成長しようとする彼女たち自身そのもの”を目撃できる!という、まさに”アイドルを応援する醍醐味”を見いだすことができる!



現実のAKBをベースにしながらも、フィクションとしての突飛な設定がドラマを際立たせる効果を生んでおり、結果として普段の彼女たちの葛藤が凝縮されたカタチで反映されているのだ。


特に昨年の総選挙で選抜を外れ、挫折感を味わったであろう須田亜香里と、主演4人中唯一圏外となり、自分に自信を持てぬまま人一倍葛藤を抱えていたであろう江籠裕奈の役柄とのリンクが興味深かった。



”何か”をつかみ取ったであろう彼女たちの今後に注目していきたい!




そして終演後、さらに李苑からの



『このミュージカルはメンバーみんなやってみるべき、自らがやっていることの意味を見直すキッカケになる!』



という主旨の発言に全面的に賛同したい!



ミュージカルという舞台を経験できるだけでなく


”アイドルであるということ”の意味を見直すキッカケにもなる、まさに1粒で2度美味しい!『AKB49』



一人でも多くのメンバーに、味わってほしいものです!!