2017年12月19日火曜日

目指せ正式ユニット !! ストロベリーパンチの可能性!





ストロベリーパンチ(SP)について書き洩らしていた。


11月12日、昨年のソロコンサートに続いて初の試みであるユニット対抗戦が行われ、内山命、日高優月によるストロベリーパンチが優勝した。安易な企画ユニットと侮るなかれ、彼女たちは単なる一コンサートの一ユニット以上の重要な可能性を秘めている。


ブリブリの地下アイドルのパロディのような過剰なノリとステージ裏のだらしない姿まで含めたエンターテイメント性。普段の彼女たちとのギャップまで引っくるめてエンタメとして振り切った姿勢はお見事と言う他ない。



ポイントはやはりギャップだろう。



普段は内山、日高ともにサバサバした性格であり、可愛いを過剰にアピールするには無理のある年齢にも入っているからこそのギャップ。そのギャップを可視化させるようなステージ裏での完全スイッチOFFのだらしない姿。(普段の彼女たちのノリを増幅させている!笑)


正直関西人的な厳しい目線で言えば、ああいったノリを手放しで絶賛できないところもある。それを差し引いても、コンセプト、キャラクター付け、独自フレーズの作り込み、それを体現する二人のやりきり感など、目を見張る完成度!その名の通りのパンチ力だ!



我々は内山命の力を甘く見ていたのかもしれない。



公演のMCなどでも彼女のアイドル観には時々ハッとさせられることがある。昨年のソロコンでの「枯れ葉のステーション演歌ver」のインパクト、完成度も実に見事で、あらためて彼女の自己プロデュース能力の高さが証明された。



日高優月の対応力も見事だ。昨今のメディア仕事での積極性は思い切りの良いMM(野球モノマネ)に表れている。振り切りつつもさすがは永遠のJK同級生、ハイツインであの衣装が似合ってしまうところが心憎い!



SKEでは実質、かつてのAKBのように独立してデビューしている”ユニット”は存在しない。


ラブクレッシェンドは出だしこそシングルという形だったが、その後は全てカップリング扱いであり、当然だが運営主導のものである。今のSKEの体力では止むを得ないだろうが肝心のプロデューサーの関心もプロデュースグループ自体が飽和しており期待薄な状況。



こういう状況でSPのようなメンバー発のスマッシュヒットには大きな意味がある。



自己プロデュースが求められて久しいが、今回まさにその力が試され実を結んだ形となった。さらにここから発展進化してオリジナル曲でカップリング収録や、さらにそれ以上の展開となると夢が広がる!


正直これで終わってほしくない。


ノリ的には期間限定の企画ユニットゆえの面白さかなとも思うが、特別公演で思わぬ発展を遂げれば、さらなる展開も夢ではない。


現在、指原莉乃が=LOVEというグループをプロデュースしているが、SPのように末端のメンバーから注目すべきプロデュースユニットが出てきたことにこそ意味がある。群雄割拠の中から今までにないキラリと光る才能が台頭して来てこそ、48グループの醍醐味。



ユニットといえば、じゃんけん大会が今年はユニットだったが、発案はメンバーでもその後は従来と同じく、まな板の上に乗せてもらうという展開だった。



ストロベリーパンチはメンバー自ら発案し、ステージを成立させ、評価されるところまで至った初めてのユニットなのだ。



この萌芽は見逃せない。


目指せ正式ユニット!ストロベリーパンチの先にこそ未来はある!!


2017年12月13日水曜日

決起せよ6期生 !! Zeppの先にこそ未来はある!


僕は6期生推しだ。



現状の戦力としては、発表されたNewシングル「無意識の色」で新たに鎌田菜月が念願の選抜入りを果たし、現在選抜内に計6人と最多勢力である。劇場での説得力、外仕事での経験値、たくましさも十分なレベルで個人差はあるものの、アイドルとしてかなり仕上がっているように思う。

一方で、ゆななが意外にマンゴーでセンターになったのを契機に7期生が新世代の主役として捉えられることが多くなってきた。

初のナゴヤドーム未経験世代。

だからこそ、10周年を迎えるSKEにおいて再びナゴドへの機運が高まりつつある昨今、彼女たちが新たな物語を綴る主役として先頭を切ることには異論の余地もない。

長い目で見れば、6期生は主に今の1〜4期生が担っているような全体の屋台骨だったり、外仕事を中心に広い視野でのSKEの顔としてグループをを背負って、外へアピールできる存在へのアップデートが求められている。

だからと言ってあっさり7期生以降に物語の主役は移っていきます!という流れもどこか物足りない。その契機として、以前から彼女たちが目標に掲げている”Zepp単独ライブ”はぜひ実現してほしいハードルである。さきぽん、れおなの生誕祭でもあらためて実現への意気込みが語られていたが、正直もう聞き飽きてきた。

来年は6期生お披露目から5周年でもある。(2月28日)

やるならこのタイミングしかない!

具体的にどういうライブをするかを提示してファンを巻き込んで大人を動かす段階に進むべきだ!稚拙でも構わない。君たちが自分たちで一からステージを作り上げるという経験にこそ大きな意味がある。

そこを乗り越えれば、悩めるエース北川綾巴も殻を破れるのではないかと思う。

去っていった仲間たちのためにも…6期生よ!今こそ決起せよ!



2017年12月9日土曜日

リベンジ待ったなし!ナゴドへ突っ走れ!高柳明音生誕祭!


「全盛期って言われてた時以上の兆しを感じているので、今ならあの時のSKEを越えられる!そう思ってます!」






ド熱い!そうこなくっちゃ!



今年の生誕祭も、高柳明音は歴戦を乗り越えてきた闘将らしく勢いだけでなく実のある言葉でしっかりと熱い気持ちを届けてくれた。



「みんなが自信を持って心からナゴヤドームに立ちたい!って思ってることがすごく嬉しいです!」



今再び、ナゴヤドームへの機運が高まりつつある。


美浜海遊祭での真木子発言しかりユニット対抗戦での珠理奈発言しかり。それは単に10周年という節目に花を飾りたいという想いだけではない。


”リベンジ”であることが外せないのだ!


100%SKEでのインタビューでも触れられていたがあのコンサートは、そこまでの道のりも含めて決して満足いく内容でなかったことは明らかだ。今でこそ伝説になっているが当時は取り巻く環境も異なっており、到達できたことに大きな意味はあったものの決して満足のいくWay to the ナゴヤドームでも内容でもなかったのだ。


走り続けてはいたものの前年の主要メンバー大量卒業、初のグループ内組閣、旧事務所ピタゴラスのAKS合併など、当時は運営とメンバー、現場スタッフ、ファンとの間で気持ちのズレが見受けられることが多かったように思う。


だが今は違う。


直近のユニット対抗戦コンサートを見てもコアなファンだけでなく程よく一般層を取り込まんとする工夫が随所に感じられ、細かいディテールまでしっかりと作り込んでくる演出姿勢にも感心することが多かった。近年の流れとしてメンバー自身が演出やセットリストに積極的に参加するようになったこと、昨年のソロコンもそうだが自主性を引き出すような内容にシフトしてきている点も非常に大きい。


ゆなながセンターとなった意外にマンゴーの選抜人事に文句のつけようがなかったことが昨今のSKEを象徴していると言えるだろう。先輩メンバーは自らの進退の関係もあり発表があるたびに今か今かと待ち構えている。


「コンサートでそれっぽい発表があるたびにナゴヤドームが来るんじゃないか、と期待できる自分たちで居られることが幸せなことだと思ってます。」



と語るちゅりも、あの当時との心持ちの違いは明らかだ。今なら最高のステージにできる!そんな思いがみなぎっている。実に頼もしい!


ただ、正直僕はまだ少し早いと思っている。後輩メンバーの気持ちがまだ追いついていないのだ。最大勢力6期を中心としたネクストジェネレーションがまだ無用に空気を読み、先輩に遠慮している様子が見え隠れする。外仕事の逞しさ、劇場での説得力はもう十分だ。



あとは精神的な面だろう。



先輩の思い出作りのドームにはさせない!主役は私たちだ!


是非そうあってもらいたいのだ!こうして旧世代と新世代の両輪が等しく駆動してこそ運営陣も一体となって大きな目標に向かって走り出すことができる。



最後に再びド熱いことを言ってくれたちゅり!



「いつでも今が全盛期を更新し続けている!」



振り返っている暇などない!高柳明音についていきたい!!

そんな頼もしい先輩に負けるな後輩!!


2017年12月4日月曜日

勇気ある撤退、佐藤すみれの決断と未来!


「この芸能界では全てやり切ったかなと思いました。24歳になった今このタイミングで新たな一歩を踏み出してみたい」



11月6日のE公演にて、佐藤すみれからSKEを卒業するとともに所属事務所、ホリプロからも退社することが合わせて発表された。


熟慮を重ねた上での決断のようで、しっかりとした面持ちで「何か一つでも後輩に残すことが今の私の役割だと思っています」とグループへの熱い想いも含めて気丈に、その胸の内を語ってくれた。


年齢的にも引き際を考えているのは想像に難くなかったが、今再びの全盛期を感じさせてくれるような昨今の活躍、AKB時代とは違った逞しさを感じさせる吹っ切れた輝きに大いに魅せられていただけに、一抹の寂しさが残る。以前の発言ではアイドル卒業後はミュージカルを中心に女優路線を目指していただけにホリプロ退社にも驚きを隠せない。



すーちゃんは6歳からこの世界に飛び込み、AKB加入後はホリプロの歴史ある看板舞台「ピーターパン」の主演も務めるなど、ミュージカルなどの経験は48グループではトップクラスだった。ただそれゆえの達成感と今後、現実的に今の自分のポジションからは明るい未来を想定しにくかったという正直な心情をその後のラジオ出演で吐露している。


であるならばSKEで移籍という壁を乗り越え、一番楽しく充実している今キラキラした輝いた姿のまま卒業(引退)したいという考えに至ったようだ。



納得である。



最後はすーちゃんコールに促され


「これからは普通の女の子に戻ります」


とわかりやすく一般人に戻る発言からの、僕が驚いたのはここからの彼女のエモーションの爆発だ!


「残りの期間はマジでチームEのために捧げようと思ってます!こんなに!こんなに私が好きになれたグループ、チーム初めてで…ホントにみんなのことが好きなんですっ!」




エモい!マジで熱くなってないと言えない心の叫びだ!


The芸能界の表舞台からは去る決断をしたすーちゃん。その後、まだ考えはまとまっていないようだが、どうやら今のところごく普通に就職や近い将来に結婚というパターンは想定していないようだ。できればアイドルとして培ってきたものを生かして好きなことをやっていきたいという彼女。



あの時の感情の高まりは本物だ!そのエモーションにこそ答えがある!



フェスティバル公演において、自らが中心となって新公演を立ち上げる過程で真にSKEに移籍した意義を、喜びを見出すことができたという彼女。若手育成係としてもモバイルサイトで「すー信簿」なる企画が大好評だ。



どういう形になるかはまだ見えない。時間はかかってもいい。


今度は自らの手でアイドルを創り出すと言う可能性をどうか模索してほしい!

2017年11月9日木曜日

加速する新世代!今、7D2が面白い!


小畑優奈が「意外にマンゴー」のセンターに抜擢されて以来彼女を含む7期生とドラフト2期生の、いわゆる”7D2世代”の加速感、仕上がり具合がさらに目につくようになってきた。




現在、若手育成係、佐藤すみれが公式モバイルコンテンツで提供している「すー信簿」なるコーナーでのお悩み相談が軒並みこの世代であるところからも、一方で流れに乗れていないと感じているメンバーの焦りも含めて、この世代の奮闘は実に手に汗握るものがある。

かつて松井玲奈卒業公演ではバックダンサーをするだけで泣いていたという菅原茉椰は、MCで滑ろうが余裕のリカバリーをかますようになりヲタが喜びそうなネタの提供にも余念がない。

かねてより劇場パフォーマンスに定評のある末永桜花はその行動力と発信力に磨きをかけつつ、SKEで多いラジオメディアでも非常に積極的な姿勢が目につくようになってきた。

野島樺乃は、髪型やメイクのビジュアル面で明確なテコ入れをしつつナチュラルにナルシスティックなキャラだけでなく、薄っぺらい言動などをネタにしてでも何とか目立ってやろうと、自らの殻を破らんともがいている。

正直、僕は春先に卒業した野口由芽を熱烈に推していたこともあり、期としては未だに6期生に思い入れが強いのだが、正直今は7D2の方が断然面白い。

それはメンバーそれぞれの魅力と言うよりも、ある程度ひと段落ついて選抜内にも最多のメンバーを排出するに至ったアイドルとして成熟段階に入りつつある6期生よりまだ固まっていない面白さを見出しているからだ。総選挙で相当なプレッシャーとなったであろう後藤楽々、小畑優奈が今年ランクインしたものの、まだ大外から誰がまくってくるのか?わからない余地が大いに残っている。

まだ見ぬドラマの予兆を感じさせてくれるのだ。

今年は大矢真那をはじめ、かつて時代を作り、屋台骨を支えた主要メンバーの卒業が目立つ。新センター効果もあり、久々に外野からの新規ファン流入やかつてのファンの出戻りも目立っている状況だ。今ほど風を掴むのに絶好の時期はないだろう。

「(運営の)推されは推しにくい」そんなオタの微妙な心理を見事に突きくずしつつある後藤楽々、小畑優奈の健闘ぶりは目を見張るものがある。無論これは珠理奈が二十歳を迎え外仕事の幅が広がり、グループ創設10周年という節目を前に大局を考え、かつてほどセンターに固執しないスタンスであることが前提ではある。



他にも、あのゆめち以上に闇を抱えていると噂され(失礼!笑)かつてSKE史上、もっともひどいとされた北川綾巴を越えるポンコツパフォーマンスでネガティブの塊のようだった一色嶺奈は自信がついてきたのか近頃ポジティブな発言が多々見られるようになってきた。

そしてドラフトで本店と争って獲得した逸材、水野愛理。単純に年齢からくる幼さと破天荒とも形容されるハチャメチャで気まぐれな言動により、期待されたほどファンもつかず
後列に追いやられるに至って、ようやく覚醒を見せつつある。まだ荒っぽさは残るもののむしろそれは彼女の魅力であり、徐々に自らを冷静に客観視できるようになってきた。最近では物販女王の異名を持つなど「お客様に提供できる破天荒」としてキャラを確立しつつある。元々の美貌がうまく花開けば数年後にはとんでもない美人と化してセンターも決して夢ではない。

公演での実績を積み重ねる形で9周年公演で誰もが納得の昇格を果たした、相川暖花片岡成美の猛追にも注目だ!


今、7D2から目が離せない!!

2017年9月30日土曜日

松井珠理奈、魂の決断〜ゆりあのAKB移籍、あの時何が起こっていたのか?②

念のため、これは僕の妄想です。というか状況からの推察ですね。



確かに珠理奈の決断によって、ゆりあに移籍のお鉢が回ってきた。でも、だからと言って
珠理奈のわがままで、ゆりあは犠牲者になったのだ。とはならないだろう。



仮にあのままゆりあがSKEにとどまったとしても、まだJRともに健在であった状況では、むしろ頭打ちの状態が続いていたであろうし、すでに女優志望という明確な目標があったのだから。



珠理奈にしても、むしろ個人的な芸能人としての将来を考えた場合は、依然として大手事務所の影響力が大きい芸能界において移籍の方がメリットは大きかったはずだ。




つまり



珠理奈はSKEへの愛とともに、”個人”より”公”を優先したのだ。



ヲタの中でも意見は分かれるかもしれない。席を譲るという意味で移籍すべきだったと思っていたヲタも一部でいるだろう。でも今にしてようやくセンターを小畑優奈に譲る形となったことを考えても、あの当時珠理奈がSKEを去ることは、やはり早すぎたように思う。



大局に立ち、SKEの顔として個人を乗り越え”本籍”をAKBに移すのではなく、あくまで栄に踏みとどまったという事実。




ここが松井珠理奈のターニングポイントと見て間違いない。




これが翌年松井玲奈卒業後の兼任解除の流れにつながっていることは言うまでもないだろう。




我々に見えないところでいろいろあったはずだ。





相当迷ったと思う、でも珠理奈はブレなかったのだ。




今までの幾千ものアイドル同様、東京に吸収されるのではなく、あくまで軸足を地元に置くという決断につながったのが、あのナゴドの「大声ダイヤモンド」だったのだ。



冷静に考えたらあの場面



なぜ”ソロ”での大声ダイヤモンドだったのだろうか?


オリジナルメンバーにこだわらなければフルメンバーでやることは難しくなかったはず。





やはり決定的にソロでやることに意味があったと考えるのが自然だと思う。


それがあの独唱前の不穏な空気の正体だ。




自らのデビュー曲でもある大声ダイヤモンドは

あくまで東京を本拠とするAKBの曲なのだ。








この、ある種の反逆はアイドルの歴史に残ると言って良いだろう。





俺たちの松井珠理奈は生まれも育ちもTHE東京の秋元康にNoを突き付けたのだ。







今、SKEは地元仕事や企業コラボがいつになく充実している。




あの時の珠理奈の”魂の決断”と、その後の苦境を支えてくれた幾多のメンバーの”汗と涙”があったればこそ、今SKEはかつての東京シフトではない、あくまで地元に軸足を置いた真の地方アイドルというスタイルを確立しつつあるのだ。

松井珠理奈、魂の決断〜ゆりあのAKB移籍、あの時何が起こっていたのか?


あの時何が起こっていたのか?



ゆりあの卒業を期に、あくまで僕の想像でしかないが当時の状況を改めて整理しておきたい。



2014年2月24日、グループ 史上最大規模の人事異動となったあの大組閣において、木崎ゆりあ(当時チームS)のAKB移籍が発表された。




遡ること数週間前の2月1日、2日。SKEは一つの到達点となったナゴヤドームにおいて念願のコンサートを開催している。




そこで何が起こっていたのか?今一度思い出していただきたい。祝祭であるはずのドーム会場全体が不穏な空気とともに、凍りついた瞬間があったことを。






そう



珠理奈が「大声ダイヤモンド」を独唱する前に、妙にあらたまった様子で語り出した、あの時だ。結局何も起こらなかったのだが、あのような雰囲気になったのは一体なぜなのだろうか?




ズバリ、珠理奈はあの時 秋元康から”AKBへの移籍” を打診されていたように思う。




兼任から移籍に移行するのはその後多々見られたケースだが、当時チームKと兼任状態にあった珠理奈もまた岐路に立たされていたのだろう。その年の大晦日に大島優子が卒業発表することにもつながっている。



秋元康からボールを渡されていたものの、それをこの会場で投げるかどうかは珠理奈次第。ややケースは異なるが前田敦子の卒業発表時と同じ状況だったのだ。



秋元康から「決断し、ここで発表するかどうかは君次第だがどうする?」というボールを渡された状態。




でなければ、説明がつかない。




ギリギリまで悩んだ珠理奈の逡巡が、あの独唱前の不穏な空気を作り出したのだ。





結局、紆余曲折の末、珠理奈の兼任が解除されたのは2015年の夏。




2012年、西武ドームでの兼任発表から始まっていた綱引きの帰結が兼任解除=SKEへの帰還であり、その後の所属事務所への移籍だろう。


当時、優子卒業を見据えた後釜のエースとして珠理奈のAKB入りが大手芸能事務所移籍のための条件だったとすれば、その後あれほど事務所移籍が遅れたことにも納得がいく。



芸能界での先を見据えた場合、SKEにいるよりAKBの方が何かと都合が良いし、これからの後輩への道筋にもなる。だが、珠理奈は栄にとどまることを決断した。




ではこの道筋をどうするのか?




珠理奈が移籍となった場合のセンター候補筆頭の一人で当時から女優志望であった木﨑ゆりあに、その白羽の矢が立ったのだ。




(つづく)

今、そこにあるマジ!<SKE48激励ブログ>: 松井珠理奈、魂の決断〜ゆりあのAKB移籍、あの時何が起こっていたのか?②

2017年9月29日金曜日

消せない炎にケジメをつけろ !! 帰ってきた木﨑ゆりあ!





「SKEだから、ゼロで踊ることに意味がある、そのことを身にしみて感じました。」



木﨑ゆりあは卒業セレモニーで心のどこかでくすぶっていた、その心情を素直に語ってくれた。


2014年2月、あの大組閣での発表を受けてAKBに移籍する前の当時の彼女には、もう少しでその頂にようやく手が届かんとする状況と自身の強いモチベーションがあった。


当時、SKEヲタの誰もが、センター候補筆頭を突然奪われるという暴挙とも言える事態に
なんとも言えぬ怒りを覚えたはずだ。彼女自身複雑な想いを抱えたままの移籍。あれから3年半、その胸の内の消せない炎ともいうべきあの時、もう一歩まで迫っていたセンターへの渇望は嘘ではなかった。



「ファンがもう一度見たい、戻ってきてくれと言うから納得してもらうために、というのは建前で、もう一度SKE48の木崎ゆりあとしてもう一度この劇場に、ゼロ番に立ちたいという想いがどこかに残っていた」




最後にこの劇場に帰ってきてくれた彼女はすっかり大人になっていた。



「SKEだから、ゼロで踊ることに意味がある」



あくまで自身の経験から語られた発言であろうが後輩にも大いに響くものがあったようだ。いちファンの僕としても感じるものがあった。それだけSKEのセンターは容易に掴み取ることはできない特別な重みがある。そこを目指して葛藤することは大いに意味のあることなのだ。



そんな風にも受け取れるような気がした。



そんな多面的に捉えられる発言を残してくれたゆりあって、おバカじゃなくて実は天才なんじゃないだろうか?正直この3年半、あまり彼女のことは追えていなかった。



消せない炎にケジメをつけるため戻ってきてくれたゆりあ。



移籍して、いろんな経験ができたことは決して無駄ではなかったことを感じさせてくれた、とってもゆりあピースな(・∀・>)ラスト公演でした!



2017年9月10日日曜日

アイドルがプロレスをやることの”面白さ”とは?


ついつい自分も含めてプロレスファンであるがゆえに、既存のプロレスという枠の中で良し悪しを判断しているところがある。



確かに、華麗なムーンサルトをきめたコマネチ湯本はスゴかったし巨漢のプロ相手に堂々立ち回ったユンボ島田、クイウチ松村も見事だった。アイドルがここまでやるか?という凄みは十分味あわせてもらった。正直、コマネチ湯本のファンになりそうやしσ(^o^;)






だが、当然ながら彼女たちは本物の”プロ”レスラーではない。



昨今こういった流れはAKBグループだけではないが、”アイドルがプロレスをやっている”というアプローチにこそ価値があるわけで、プロレスラーがやっているのと全く同じようにハードなプロレスで体を張るだけでは最初は刺激的ではあっても、あえてアイドルがやっている意味としては薄くなってしまう。



その辺りと、普段のアイドル活動やキャラクターとのリンクという面でも、MAX中井とマッドドッグ宮崎の攻防は面白かった。ドラマスタート時のトレーニングにおいて前転さえろくにできなかった中井に関しては、最初はなんでこんなヤツ出したんだろう?と思っていた。アイドルとしても正直僕は苦手なタイプ。



リング上で痛い!と叫び、へたり込んで泣いてみせたり(笑)最後はイス攻撃の反則を装い、宮崎をハメてのズル賢い反則勝ち。



面白い!


リアルな彼女のキャラクターを踏まえた上でうまく増幅されている!宮崎もかつての悪名高いファン対応や夜遊びの噂などを踏まえた(笑)ふてぶてしいキャラがよく出ていた。



昔から女子プロでもアイドル路線は多々あったが、容姿ありきで実力が追いつかないまま売り込むのには無理があった。



であれば、アイドルにプロレスをやらせればという発想の転換は納得がいく。



そういう団体ならばむしろプロレスとしての強さを過剰に求めるだけではない多様な面白さを素直に期待できる。今後も継続可能ならば設定面でもより現実の48サーガを投影したドラマ作りを期待したい。




錦糸町道場→規模拡大により秋葉原に移転

白金ジム→規模拡大により名古屋・栄に移転

JURINAに反旗を翻した白間らが大阪に新道場を設立。




なーんてどうでしょう?ちょっとリアルに寄せすぎでしょうか(笑)




まとめ)



アイドルがプロレスをやることの面白さとしては




1. 実際のアイドル活動を投影させ、キャラクター性を増幅させるようなアイドルとプロレスラーのダブルレイヤー性と、その境界線が曖昧な虚実ないまぜ的な面白さ。

2. プロレスとしての説得力を担保した上での、女性アイドルならではの、48ならではの”エンターテイメント”としてのプロレスの面白さ、魅せ方の追求。




この2点がポイントやと思います。


実際これがうまく機能していたので今回の興行はほぼ手放しで大絶賛です!


こうして考えてみると、アイドルとプロレスの親和性の高さに改めて気付かされますね。

2017年9月8日金曜日

暴れろ !! オクトパス須田!ブックを破れ !! サックス古畑!


今回、ドラマには参加しなかった新規メンバーが14人いる。





厳しさゆえ脱落したメンバーも多いようだ。(倍くらいいたらしい)


だが、この試合を見た後、到底そのメンバーを責める気にはなれない。


今回、6人タッグで比較的出番の少なかったバード高柳こと高柳明音でさえ、当日はアドレナリン?で感じなかった体の痛みや青アザに翌日気がつくような有様だ。当日リングに上がっていたメンバー全てに僕は敬意を表したい ( *ω´)




総合的にMVPを挙げるとすれば、迷わずヒールターンした須田亜香里だ!



水を得た魚とは彼女のことではないだろうか?笑。彼女の、あの普段持て余し気味のアクの強さが最大限に生かされていたように思う。



48はそもそも、王道アイドルではない。(テレビメディア主導で松田聖子らによって80年代に確立されたアイドル像)


売り方(当初の反メディア路線)やシステムを含めて邪道であるがゆえに革新的な存在となり得たのだ。(原型と言えるおニャン子クラブもまた、素人JKをそのまま放課後に集めてみました、というコンセプトで、まだアイドル=歌手というイメージが強かった時代に斬新であり破壊的であった)



だが一方で80年代に確立された王道という幻想はまだ生きている。


その型にハマろうとしてもハマりきれず、その独特のアクを持て余していた須田は地上波でのリコピンというキャラでもおなじみだが、存在自体が浮き立っている。



一方で、アイドルは時代の華でもある



総選挙を3連覇したのは指原莉乃だ。近年見事に勢いを取り戻した新日本プロレスにおいても、棚橋や岡田というスーパーベビーフェース(善玉)が立役者である事は間違いないのだが



時代はヒールを求めている。




昨年のプロレス大賞は言わずもがな、内藤哲也である。昨今、日本を取り巻く政情も混沌を極めている。もはや時代は、あの呑気に平和ボケしていられた80年代ではないのだ。





今回、普通にプロレスとして非常に良くできていたが、ヒール(悪)対ベビー(善)という構図としてはオクトパス須田がいなければここまでの盛り上がりに達していなかったのではないか?今年の総選挙で6位まで這い上がった彼女が3位の珠理奈にプレッシャーをかけているという現実の状況とも重なる。



はっきり言って長年のプロレスファンの僕から見てもオールバックで悪態をついている須田はマジで憎たらしい!笑。オクトパス須田よ!もっと暴れてみせろ!!



須田亜香里はただのアイドルではない。かつてバレエで全国トップクラスまで上り詰め
The努力でその道を切り開いてきたメンタル、フィジカルともにまさに”鉄人”と呼ぶに相応しいメンバーなのだ!そんな強力な相手を説得力を持って倒せるかどうか、、



ハリウッドJURINAよ!お前は本当に強いのか?ベルトを強奪され最後に恥をかかされたJURINAの逆襲から目が離せない!



そして、、僕が最も期待しつつもガッカリさせられたあのメンバーについて、どうしても一言物申したい!ただキャッチーにサックス吹いてるだけでいいのか!?体があるとはいえ、ポッと出の新人に沈められて悔しくないのか!?そもそもバトルロイヤルの一員という扱いに不満はないのか?君は総選挙で選抜になったメンバーだぞ!!




プロレスには基本、ブック(台本)がある。



だが、安易にそれに従っているだけでは時代の壁を打ち破る事はできない!!


かつての長州力など、会社が狙ったストーリーラインをぶち壊すことで突破口を開き、”俺たちの時代”というムーブメントを起こすことにより時代を引き寄せたのだ。



「いつまで珠理奈とか須田がのさばってんだよ!」


とか言って、牙をむいてほしい!!



僕が本当に見たかったのは、くだらねーブックなんか破ってやる!とばかりにJURINAやオクトパス須田をなぎ倒すサックス古畑の勇姿だ!!遠慮する事はない!思いっきりラリアットをかませ!!!



これは、ようやくソロデビューに漕ぎ着けたリアルな古畑奈和に対する僕からの最大限のエールでもある!!!(ちょっとプロレス的な妄想がすぎたかしら...笑)



まだ続くかもσ(^o^;) ↓

今、そこにあるマジ!<SKE48激励ブログ>: アイドルがプロレスをやることの意味とは?

2017年9月7日木曜日

やはり48グループはプロレスだった !! 君は豆腐プロレス The Real を見たか !?


須田が吠える! こみはるが叫ぶ!

ゆあみが弧を描いて飛ぶ!! 島田が場外へダイブする!!!





正直ここまでやってくれるとはなあ…ア然


残念ながら後楽園ホールには行けなかったが昭和プロレス世代で長年のアイドルファンとしてはもはや、俺夢見てるんじゃないか?くらいの(笑)素ん晴らしいイベントを画面越しに堪能させてもらった。


昨年からのTVドラマ版でも吹き替えなしで相当なものを見せてくれていた。未経験のアイドルがそこまでやってくれるだけでもスゴイことなのだが、見慣れてくると人間贅沢なもので、ましてやプロレスファン目線でとなるとついつい、もうちょっとこうしてくれ、ああしてくれが出てくる。


さらにカメラの前だけではなく、四方から観客にリアルタイムで囲まれるリング上では…編集という、ある種のごまかしも通用しない。

正直どこまでやってくれるの?ここはプロレスの聖地、後楽園ホールやぞ!ホンマに大丈夫か!?

という幾重もの???が止まらない手探り感と目の前で次々と、予想の遥か斜め上を体を張って裏切っていくスリリングな試合展開はここ数年48Gでは味わえなかった胸躍る高揚感をもたらしてくれた!


特に技の”受け”に限界があると踏んでいたので、湯本亜美のムーンサルトが出た時は思わず声を上げてしまった!これをまともに受けた中西にも拍手喝采だ!こうして良い方向で裏切ってくるどころかアングル(ストーリーやドラマ仕立て)の組み方、プロレスならではの虚と実の織り交ぜ方という演出面までもお見事!


須田の「結局JURINAっていう流れを変えたい」や、

シャーク込山の「次世代じゃなく今なんだ!」など、


現実のそれぞれの48でのリアルなジレンマの投影が興味深い。


さらに道頓堀白間(白間美瑠)の「何とかプロレスやらへん方法ないかな?」(笑)という本音のダダ漏れが止まらない動画配信サービスSHOWROOMからのアクシデント発言まで織り込んでくるとは!


ここ数年、ガチ感が薄れていたものの今までの48の、ムキ出しのガチをところどころで
垣間見せることにより、虚と実の境界線を行ったり来たりしながら幻想を掻き立てるやり方そのものだった。


やはりAKBはSKEは、48グループはプロレスなのだ!


そのことを改めて再確認させてくれた!!




さらに全くのプロレス初心者が、まず疑問を抱くであろうツッコミどころにも、各所で配慮。特にメイン終了後ドラマ主題歌である「シュートサイン」を披露し、ヒールターンした須田らダースーベイダーズがJURINAらを背後から急襲!


「ガチで試合してヘトヘトな奴らが何歌ってんだよ!」


と悪態を吐くという(笑)演出につなげるに至ってはアッパレという他ない!!



(続く)
今、そこにあるマジ!<SKE48激励ブログ>: 暴れろ !! オクトパス須田!ブックを破れ !! サックス古畑!

2017年8月25日金曜日

「ほっぺ、ツネル」をシングルカットはいかが?


実に久しぶりに劇場公演が音源化される。

今一番楽しい公演と言っても過言ではない、チームE「 SKEフェスティバル」公演だ。




元々、パチンコとコラボしたAKBのチームサプライズ名義の楽曲なのだが、客前でのパフォーマンスは初披露となった曲が多いこともあり、すっかりもう実質チームEの公演曲として認知されている方も多いだろう。


中でも僕が一番お気に入りの楽曲が3曲目の「ほっぺ、ツネル」である。


恋する男性に「私、綺麗?私、かわいい?」

とひたすら承認を要求しつつほっぺをつねるという(笑)

実におバカな歌詞のいわゆる ”ノーテンキソング” なのだが、これが素晴らしい!このサビの単純なフレーズの繰り返しがハマってくると、とんでもなくクセになる!


おバカな歌詞にレトロ感のある曲調、さらにサビの部分の腕を振り子のように上下させる実に単純でわかりやすい振り付けのハーモニーが絶妙なのだ!




こういう曲こそ、アイドルしか歌わない、歌えないという意味で


真のアイドルソングと言える。


現在SKEは「意外にマンゴー」で盛り返したとはいえ、年内にもう一枚シングルをリリースできるかどうか難しい状況だ。この曲は元々AKB名義だがパチンコのコラボ曲なので、世間のイメージはほとんどついていないはずだ。

「ほっぺをつねる」という行為自体の面白さ、かわいさを

SNSなどでダイレクトに流行らせることも含めてプロモーションもやりやすいだろう。



ここは思いきって、


数年ぶりにリリースする劇場公演CDから

「ほっぺ、ツネル」をシングルカットするという

”SKE史上初の試み”も面白いのではないだろうか?


もし推しメンが、ほっぺツネってくれるイベントがあったら…楽しいだろうなー(笑)←

2017年8月23日水曜日

舌で感じろ!意外にマンゴーには夢が詰まっている!


Newシングル「意外にマンゴー」が順調だ!



それは単に前シングル、「金の愛、銀の愛」からのセールス的な回復だけを指しているわけではない。むしろ、その点は選抜総選挙後というタイミングもありそれほどでもないくらいだ。


だが今回、それだけでは説明できない


「なんとなく盛り上がってる感」 ⤴⤴



を確実に感じることができる状況こそが、好ましいことだと思っている。



その象徴的な一例が地元の名産”ういろう”とのコラボ商品

青柳ういろう意外にマンゴーver の大ヒットである。




このコラボを考えた人には拍手を送りたい。はっきり言って盲点だった。


歴史のあるういろうは名古屋人にとってあまりにも当たり前の名産品と化していて年配の方々に愛される趣向のものというイメージもあり、逆に結び付きにくかったはずだからだ。

このコラボによって、アップデートされた、数ある名産品の中でも最古参の部類であるういろうは、来年には10周年を迎え、現役アイドルとしてはかなりのベテラングループとなっているSKEが新センターを迎えた状況と見事に重なっている。なかなか普段はあらたまって食べようと思っていないが、誰もが名古屋の名産品の定番だと思っている。


潜在的な価値は高いのだ。


新たな切り口によってSKEファンだけでなく、より幅広い層への話のネタにもなるし、お土産としても提供しやすいという、広がりも期待できる。SKEは新曲のプロモーション、青柳総本家は新規顧客の開拓につながったのだからまさに理想的なウィンウィン!



なんだかんだ、歴史を乗り越えてきた名産品は強い。


味覚で感じる新たなSKE48。


これはコンセプトカフェであるSKE48 Cafe や他の48Gのカフェともつながる話なのだが、ファンは単にコラボしたマンゴー味のういろうを買って食べて喜んでいるだけではない。


その味は新センター小畑優奈とともに再スタートを切ったフレッシュなSKEの未来へ想いを馳せるきっかけになるのだ。濃厚で爽やかなマンゴー味のういろうを通して、味覚を通して新しいSKE48を感じさせているのだ。



さあ君も!マンゴーういろうを食べながら、再スタートを切ったSKEの輝かしい未来を感じてみないか?


2017年7月30日日曜日

至高のはるたむマンゴーを君は見たか?真夏のゼロポジ公演!


Splash !!

ついにやってきた7.19、意外にマンゴー発売日!意外にマンゴー公演 in Zepp名古屋、夜の部に参戦してきました!




実は抽選に外れていたのですが、幸いかねてよりぐぐ友のMさんに同伴のお誘いをいただいて、このビッグウェーブを肌で感じなければ!という想いでいざ真夏の聖地に乗り込んだ次第。


待ち合わせのため、いったん劇場へ。


いつも僕は劇場に行く時、時間があれば名古屋駅から歩く。およそ15分くらいでしょうか?その日の公演などに想いを馳せながら歩くにはちょうどいい頃合いの距離感なのです。途中、広小路通りで意外にマンゴーをパワープッシュしていると噂の松屋にふらりと立ち寄ると、席に着いた途端かかってきた!


幸先いいスタートだ!今日はついている!


伏見を過ぎ、右手に科学館の巨大な球体を通り過ぎてしばらくすると徐々に観覧車が見えてくる。ゆななのポスターが目に飛び込んできた!サンシャイン全体も一体となったパワープッシュだ!!




Zepp入場に必要な全握券もかねて、TSUTAYAで初回盤を買い求めるも、なんと売り切れ!シングル発売日にサンシャインは今回初めてだったが大規模店舗で発売日に既に初回盤が売り切れという状態は僕自身AKBの全盛期、渋谷で体験して以来で正直驚いた!


デビューシングルからのヲタだがSKEでこんなことは初めてだ!!おそらくイベントに合わせて昼の部の客がさらっていったのだろうがそれにしても完売とは!!


Mさんと合流、カフェでマンゴーパフェに舌鼓を打ちながら談笑していると、ふいに隣の席の30歳くらいのサラリーマン風の青年がZeppまでの道のりを尋ねてきた。その目が輝いている!これからきっと良いものが観れる!そんな期待感が表情から溢れ出ていた。


初対面のMさんとも大いに話が弾み意気揚々と我々もいざZeppへ!幸い現地売りされていたType Dを購入し会場内へオールスタンディングスペースへ足を踏み入れたその瞬間!密集するヲタたちのむせかえるような熱気に、思わず後ずさり(笑)


陣取れたのは後方のカメラ近くだったが視界は良好。


夜の部は、珠理奈とゆななが東京会場へ移動と知り一抹の寂しさを憶えていたが、始まってしまえば全くの杞憂に終わった。


いきなりの意外にマンゴーで、ゆなな不在のセンターで真木子登場に!職権乱用やろ!笑


と突っ込みつつもテンション⤴⤴


Glory Daysでは、特に”生けるサービス精神”こと(笑)市野成美さんのワチャワチャした暴れっぷりがメチャメチャ楽しい!!


途中、乃木坂含む姉妹グループの曲が挟まれたのもご愛嬌。


僕は安易な他店曲拝借には反対派だが今回はセンターがそれぞれの曲にマッチしており
思ったよりコールしてない人が多いことも含めて会場で新規の流入を感じていたこともあり、間口の広いわかりやすさという点でもアリかなと思った。


ズバリ夜の部の目玉は、卒業を発表している真那はるたむだろう。


真那は自身の卒業ソング「永遠のレガシー」をしっとりと初披露、まだまだ歌い込み具合はこれからかなとも思ったが、その後のぴよす(都築里佳)の涙も含めて真那ワールドを楽しませてもらった。


僕の中で、この日のMVPはダントツではるたむだった。


真木子とちゅりの粋な計らいではるたむをセンターとし、奈和ちゃんなるちゃんとともに
5期生3人がフロントを務めた締めの意外にマンゴーは、まだ少し残っていた昼の部や東京会場を羨む気持ちを見事に吹き飛ばしてくれた。



はるたむはずっと悩んでいた。



昨年から、その迷いが伺いしれる言動に僕らはずっともどかしさを感じていた。


卒業発表後の”あるある”だが、つきものが落ちたような見事に吹っ切れた輝きがそこにあった。



「私は今、ここで歌い踊れることが楽しくてしょうがない!」



彼女のパフォーマンスからは、そう言わんばかりの喜びが満ち溢れていた。無敵のゾーンに入っていた。その限りなき喜びが自然とはるたむの持ち味を全て引き出している。


果実に例えられたタイトルに合わせて気負うことなく、体ごと表現するはるたむを見て、来てよかった!十二分に価値があった!と心から確信できた。




どうやらスタッフさんによれば日頃もどかしいほど謙虚なはるたむが


「私が一番可愛かったでしょ!」と繰り返しアピールしていたらしい。


大いに納得である!!


シングル発売日に東名で分かれての同時ライブ!厳しいスケジュールの中、この初の試みを実現してくれたメンバー、ゼロポジスタッフ、AKS並びにエイベスタッフ、全ての方々に大いに感謝申し上げたい!


是非これからもシングル発売時には恒例行事としてもらいたい!!

2017年7月4日火曜日

主客逆転の演出にNo !! 意外にマンゴーは直球でSplash!せよ!


「なんやこのしょーもないアプリ演出は!?」



THE MUSIC DAYを見た。


待ちに待った待望のシングル「意外にマンゴー」地上波初披露
だというのに、どうにも消化不良感が否めない。


ただでさえ、48グループひとまとめという窮屈な扱いの中で
HKT、AKBとともに、流行りのスマホアプリを使った演出という
足かせを伴った初披露に


力一杯「Splash !!」と叫んで弾たい気持ちが
押さえつけられたようで、なんとも言えぬ苛立ちを覚えた。


残念ながら局側に
今のAKBグループは
こういった+αのギミックがないと、画が持たない
と捉えられているのだろう。


確かに肝心のAKBを筆頭に、ここ数年この手の音楽特番で

いつかの録画を再生してるような、安易に置きに行くパフォーマンス

になっているのでは?と感じることが増えた。


こういったことの”ツケ”が回ってきているのではないだろうか?


悔しい、、カメラに媚びるような演出メインの
ぬるいパフォーマンスは
断じてSKEの本流ではない!


せっかくのセンター交代劇をともなう
Reスタートとも言える大事な新曲だ。


目の前の客を熱くさせる直球パフォーマンスに
その輝きを逃さんとするカメラワークであってほしい!


主客が逆転した、お茶を濁したような演出にNo !!


どうか、これからの頑張りで

「SKEに中途半端な小細工はいらないな」と言わしめるほどの

問答無用のパフォーマンスを突きつけてほしい!!



意外にマンゴーは、SKEは、
まだまだこんなもんじゃない!!


2017年6月21日水曜日

突然の結婚宣言、須藤凜々花の乱!


選抜総選挙での須藤 凜々花の「結婚宣言」が

久々に普段AKBを扱わないメディアにも
波及するほど、その是非が世間を巻き込む騒ぎとなっている。














まず僕は、いち現役の48グループファン、オタとして
断じて彼女の発言を容認することはできない。


簡単な話で、彼女のために身銭を切った
多くのオタのやりきれない心情を察するに
もしこれが自分の推しているメンバーであったなら、と想像すれば
その痛みは容易に想像できるからだ。


当然、総選挙の舞台は彼女だけのものではない。


年に一度、ファンに大金を投じてもらって
ようやく立たせてもらえた大切な大切な舞台でのスピーチを
ぶち壊しにされたメンバーのことを思えば胸が痛い。


話の是非は置いておいても
単純にスピーチとして面白くなかった。


スピーチ自体がエンタメとして成立していない。


たどたどしい口調で
どうにも歯切れが悪く、司会の徳光氏の助けがなければ
何を言っているのかわからないレベル。



自身の恋愛を週刊文春に嗅ぎつけられ
先手を取って打ち消すための結婚宣言だったのだ。


苦し紛れに”結婚”というワードを持ち出して
免罪符としたようにも見えてしまう。


NMBオタでなくても彼女が自称哲学者で、

”まず自分がどうあるべきか”を優先する

いわゆるアンチアイドル的なスタンスの
パンチの効いたキャラクターであったことは知っている。


であるなら、それを貫くために

せめて事前にSHOWROOMなどで


「この恋に殉じ、貫くために、総選挙を辞退し、グループを脱退します!」

というような、思い切った”脱退宣言”をするか


もしくは、大炎上覚悟で

結婚を前提とした恋愛を報告した上で

選抜に入れれば、活動継続、入れなければ卒業、

という

信任を問うカタチで臨んでいれば、まだ筋は通っていたであろう。



はっきり言ってAKBグループであんな芸当ができる(許される)のは
卒業した小嶋陽菜か我らが松村香織だけ。
もしくは3連覇を果たし、完全に突き抜け切った指原莉乃くらいだろうか。



彼女はまだアイドルとして、その”格””役者”ではなかったのだ。

2017年6月16日金曜日

ゼロポジから考える総選挙の意義の変化


「本気で勝つ覚悟はありますか?」

番組後半、TBSの竹中氏が辛抱たまらずメンバーに突きつけたコメントに緊張が走る。



SKEのCS番組ゼロポジションにて今年も、総選挙前の特番ゼロポジ生討論がオンエアされた。

番組が進むにつれ、かつてないほどの緊張感と本音がぶつかり合う、手に汗握る展開となった。アルバム発売以降、ようやくシングルリリースも決まり明るい兆しが見えてきたものの今SKEが置かれている状況を考えれば、悠長なことは言っていられないのが現実だ。

AKB本隊は主に姉妹グループを養分とし、数字だけは維持できているが現在のアイドルシーンにおいてひと段落ついており、メインストリームは乃木坂、欅坂にターンが移っている状況だ。SKEを始めとした姉妹グループは、露骨にそのシングルリリースを制限せざるをえない状況が続いている。

総選挙は今年で早くも9回目となった。

かつてAKBとともに鰻のぼりでセールス記録を塗り替えていた頃とは、このイベントが持つ意味合いも少し変わってきている。選抜総選挙はもはや、AKBグループ = 総選挙と言って良いほどそのイメージは世間に浸透している。メンバーもこのイベントの順位で残酷なほど自らの商品価値を査定される機会が非常に多い。

だが、そうなったが故であろうか?

昨今すっかり総選挙自体が”目的”と化していて、あくまで”手段”としてのイベントであったことが忘れられているように感じる。

当たり前だが、総選挙はAKBのシングルメンバーを民意で選ぶためのいち手段としてのイベントである。ここをきっかけにその順位に見合うような、さらなる活躍の可能性を信じてファンは身銭を切って投票するのである。ただ、世代交代やアイドルシーンの変化により、かつてよりAKBの選抜メンバーであるということの価値が相対的に落ちている。

ということは、今までのようにランクインしました!選抜に入れました!やったね!報われたね!良かったね!見つかったね!だけでは、もうもたなくなってきているのだ。

それは回を重ね、ベテランメンバーが増えていることも大きい。

加入3年くらいまでの新人クラスや初ランクインメンバーであれば単純にランクインおめでとう!と祝福しやすいし、それで全然良いのだが、もうランクイン実績がある中堅やベテランメンバーであれば、番組中に宇野氏や竹中氏が綾巴や奈和ちゃんに突っ込んでいたように、やはり+αのビジョンや推したくなるような新たな方向性の提案などを求められる段階に入ってきているのだ。

総選挙成熟化の兆しと言っても良い。

SKEだけでなく姉妹グループのファンは独立化がさらに進んでおり、AKB本隊に興味がない層は増えている。であれば、単純に推しメンが世間見つけてもらいやすいAKBシングルメンバーというショウケースに入れてもらうことは好ましいが、+α何か他に!という欲求は当然出てくるはずだ。

一昨年からファンが注目する枠組みとして第1党というフレーズが定着しつつある。

政治になぞらえて最多議席として考えれば、当然それによって達成されたのち何かが生まれることをファンが期待していることの証拠だろう。昨年、第1党のAKBに提供された感謝祭が今年はない。腹立たしい気持ちにもなるが、投げっぱなしの実現できるかわからない特典を口を開けて待っているより、結果を出してからメンバーからファンのニーズに合致した何かを提案する方がよりファンも乗れるはずだ。

だからこそ、SHOWROOMなどでアピールされるようになった珠理奈の、結果を出してSKEで感謝祭をしたいという発言や高柳明音のアリーナツアー希望発言などは実現性は置いておいても叩き台としては十分意義がある。

今年は運営側からも、全メンバー個人としての選挙目標順位と達成後の公約が発表されるようになったが、運営のレールに乗っかるだけではつまらない。こちらからも動く形で、SKEの未来につながる何かを生み出していくことが大事だ。

民意によって勝ち取った権利で未来を変えていく!

48という文化運動は新たなステージへ突入しようとしている。

2017年6月13日火曜日

NGT一揆 !? 総選挙速報と不正疑惑を読む


総選挙速報でこれだけインパクトのある事件が起こったのは、2013年の柴田阿弥以来ではないだろうか?




それほどに前回の圏外メンバー、NGT荻野由佳が1位という結果は、もちろん史上初であり、驚愕に値するものだった。


あまりにも異常な、55,061票という数字は、不正疑惑というオマケまで招き寄せることになった。(速報過去最高は昨年の渡辺麻友=42,034票であり、投票システムもSTUモバイルが増えた以外は変わっていない)


同じくNGT初ランクイン組の


5位、本間日陽、7位、高倉萌香の票を合わせれば

なんとその数



101,760票!



対するトップ3大本命であった指原、まゆゆ、珠理奈の票数が合わせても


94,595票


であったことからも、いかに異常な数字かがわかる。




おぎゆかちゃんの昨年の速報91位(2515票)で可能性を感じさせてからの圏外(95位、9403票)という結果は今年跳ねる条件ではあるし、界隈がそれなりに熱いことは散見されていたようだが


彼女の握手会などの指標から推測されるヲタの規模ではガッチリ選対が組織されたとしても、1万代が限界というのがまっとうな見方だろう。


公式からは否定されたが、やはり



NGTモバイルサイトからの重複投票が可能であったというバグ


に関して完全に疑惑が払拭されたわけではない。


今のところ柱の会(AKBファンクラブ)の会員数が昨年から万単位で伸びていることから、そちらが有力視されているが、それとて約1日でアカウントごとに投票するのには相応の人数がいるはずだ。


個人でも実作業として可能なのだろうか?、わかる人がいれば教えて欲しい。



でなければ、謎の富豪が密かに人海戦術をとった以外考えにくいが

今のところ、そういった界隈の噂すら聞こえてこない。



一方でここに至るまでの流れとして


ヲタ界隈としてはリクアワで1位を争ったチーム8との対立軸という構図が両者の票を押し上げたという指摘は間違いないだろう。


また、2015年8月21日という全くの同日にお披露目された同じ秋元康グループである欅坂46との、その後の扱い、活躍のあまりの落差にヲタがしびれを切らしたという構図もあるのかもしれない。


あとは新潟という土地柄と地元の協力体制だが


昨年が地元でありながら まだ早すぎたのか振るわない結果だっただけに、シングルデビューで勢いついてきたとはいえ未知数としか言いようがない。



問題は不正疑惑をこのまま半端な形で収束させてしまうことだ。



公式からは判で押したような調査結果が発表されたが、自社が雇っている組織に調査させたととして都合の悪い事実をあえて公表させるとも思えない。



せめて来年から安心して投票できる徹底した公平性、透明性を確保しなければ、しこりを残すことになり困るのは他でもない運営側だ。



個人的にはフジテレビとのベッタリの関係も、もう勘弁して欲しい。


昨年の17位峯岸みなみから中継をスタートして、16位にゃんにゃん仮面(小嶋陽菜)という流れはあまりにもテレビ的すぎて、少なくともこの部分において僕は順位操作の可能性も含めた、完全なる茶番と認定している。


正直…たぶん10数年後くらいには、暴露本という形で今回の騒動を含めた内部の人間の告発が出てくるであろうと邪推(笑)


ただ、今回


正直、指原とまゆゆのトップ争いという構図にはいい加減飽き飽きしていたので、そこに風穴を開けてくれたこと自体は不正疑惑とは別の次元で大歓迎したい気分だ。

2017年5月30日火曜日

陰日向に咲いた花、石田安奈卒業公演


48グループを応援していると、時として己の心の醜さと向き合わねばならないことがある。


特に、いわゆる運営の”推され”ではないメンバーを推していると、どうしても『このメンバーさえいなければ、、』という発想に陥りやすくなる。

シングルなどでの選抜というシステムがもたらした止むを得ぬ摩擦に、その境界線上で最もプレッシャーを受け続けたメンバーこそ他でもない、石田安奈であろう。


かくいう僕も2013年頃から、梅本まどかを激しく推していた時期にそういった感情を抱いたことがあったように思う。



象徴的な出来事が起こったのは、あのナゴヤドーム。


箱で推せ!コンサート内で新曲「未来とは」の選抜発表が行われ、初選抜の梅本まどかは文句なしの大歓声を受ける中、最も微妙な反応だったのがあんちゃんだった。


お互いが譲れない状況でのファンの反応は残酷なほど正直だ。


ドーム後のブログで、「未来とは」の選抜に感謝しつつ


『今はなんだか、言葉にするのが難しいです、、、ごめんなさい。でも、これだけは伝えたいです♪私はSKE48に貢献できる存在になりたい。気を抜かず私らしさの色も忘れず。』

と複雑な胸の内を語っている。

それがきっかけかどうかはわからないが
この「未来とは」を最後に彼女は選抜を外れることになる。


だが、あんちゃんは腐らなかった!


むしろドームという晴れ舞台で屈辱を受け、選抜という梯子も外され傷ついたであろう彼女からはより一層強い輝きを感じるようになった。

持ち前の明るくポジティブな性格からくる言動は、モノマネされる程のキャラ立ちを見せ
SKEで女子力といえばダントツと言えるほどの意識の高さは美容やファッションだけでなく料理方面でもcookpadにレシピが掲載され、記事になるほど高いレベルで発揮されていった。

気が付けば、初代みんなの妹的な存在だった自由奔放なお子様のイメージはもう昔、すっかり大人の女性に変貌を遂げていた。

こうした流れの中で第1回から参加し続け、2015年、ようやく掴み取った悲願の総選挙ランクインは、7回目にして初!というその記録とともに総選挙の歴史に記憶されることになるだろう。

選抜落ちにへこたれず、自分の信じる道を邁進したからこそヲタもその心意気に応えたのだ。

彼女は選抜外メンバーのあるべき姿を示してくれた一つのロールモデルと言って良い存在だと思う。




最終公演で後輩一人一人に激励の言葉をかける彼女は実に頼もしい、カッコイイ大人の先輩といった佇まいであった。

2015年の生誕祭で語った

「石田安奈という花を咲かせたい」

ひとまずアイドルというフィールドでは十分に達成されたと言って良いだろう。

ホリプロに所属が決まり、今後も芸能活動を続けるあんちゃん。

彼女の物怖じしない屈託ない明るい性格は芸能界向きだ。むしろ、アイドルという枠が外れた今後に大輪の花を咲かせる可能性は十分にある。


9作のシングル選抜やAKBとの兼任など、確かに彼女は恵まれていた。


だが、その待遇に見合うほどの結果や輝きをシビアに求めるヲタとの軋轢の中で見事なメタモルフォーゼを遂げ気が付けば、お釣りがくるほどのたくましい成長を見せてくれた。

劇場派の僕にとっては2013年、スタート時から応募し続けてようやく当選した念願のオリジナル「ラムネの飲み方」公演において高柳明音、佐藤実絵子らとともに最も説得力を持って素晴らしいステージを見せてくれたメンバーの一人として今後も忘れることはない!


『皆さんじゃなくて、あなたがいてくれたから、私は頑張れました』


しっかりと自分の言葉で感謝を伝え、後輩に見事な背中を見せてくれた大人のあんちゃんの今後が楽しみでならない!



2017年5月15日月曜日

栄からムーブメントを起こせ!珠理奈がプロレスから学んだこと


ドラマ「豆腐プロレス」が始まってからの

我らがエース松井珠理奈のプロレスへのハマりっぷりがスゴい。



さらに、Number webでの彼女の記事がプロレスから自らの活動に考え方をフィードバックさせている点においても非常に興味深い内容になっている。

松井珠理奈がプロレス愛を語る。「もはやプロレスは生活の一部!」 - プロレス - Number Web - ナンバー


昔からプロレスファンだった自分としては必然だなと思うほど、違和感なく受け入れることができている。


元々、AKBの世間に向けて奇抜なアイデアで話題を仕掛けていくそのスタイル自体が非常にプロレス的であり、たまにとんでもない茶番で怒りを買うところも含めてかつての新日本プロレス的な香りを大いに感じていた。


その中で、SKEとその看板である珠理奈の持つアイドルでありながら、あくまでパフォーマンスにこだわる何事にも妥協しないその姿勢は、ストロングスタイルにこだわる新日本の本流に通じるものがあるのだ。



常々、SKEはメンバーもファンも



「打倒AKB」を旗印に団結し、その背中を追い続けてきた。



『AKBがあってこそSKEがあるので、もちろん感謝の気持ちはありますが、だからこそやっぱり追い抜かないといけない、SKE一丸となってAKBと戦おう、という気持ちでした。』


ガムシャラにその背中を追いかけてきた過程で成し遂げられた紅白出場に、ナゴヤドームコンサート。


だがその後、最大のライバルである松井玲奈の卒業により

”JRの対立”という構図を失ったSKEは、急激にその求心力を低下させていく。



珠理奈の兼任解除による地元回帰、若手も交え世代交代を意識したユニット展開「ラブクレッシェンド」など試行錯誤の時期を経て、ソロコンサートの開催に、長らく中断していた全国ツアーの再開、今年2月には約4年ぶりとなるアルバムを発売、さらには待望の地上波レギュラー開始など...


ようやく蒔いた種が、その芽を伸ばし始め潮目が変わってきたかなと思える状況になってきている。


だが、そこでまた今までと同じように単純にAKBの背中を追いかけるという姿勢で

はたして栄に本当の熱気を取り戻すことができるのだろうか?


また、アイドル界の流れ自体が牽引役は坂道グループにそのターンが移っている状況でもある。


珠理奈はプロレスを通して気が付いた。



『でも、今だと先輩・後輩という関係もあるから、後輩があんまり先輩に
ライバルというのもな……みたいな部分もあったりして。最近はやっとそういう後輩が出てきて、古畑奈和ちゃん、熊崎晴香ちゃんとかは私からセンターを奪いたいと言ってくれるようになりました。そういう内部での抗争が面白いし、その方がファンの皆さんも熱くなる。自分のいる団体の中で抗争することによって、グループ全体が盛り上がるんだな、ということをプロレスから学びました。』



自分たちの中(グループ内、地元)でムーブメントを起こすという考え方は重要だ。


プロレスで例えるなら


かつて新日本プロレスは単に絶対的存在であるアントニオ猪木に噛み付くというだけでなく同世代とのライバル抗争を中心とした


 ”俺たちの時代” というムーブメント


を起こしたことにより、結果的に”時代”はその担い手であった

長州力藤波辰爾たちの世代に移り変わっていったのだ。



構図は同じだ。



もはやAKBの後追いではなく自グループ内での新たな対立軸やソロコンサートでも見られたような地域や著名人をも巻き込んだ視野の広いエンタメ展開、地元を中心とした積極的なイベント開催、参加などで足元から新たなムーブメントを起こしていくことが求められている。


またこれは個人の構図としても生きてくる。



古畑奈和熊崎晴香など、珠理奈からセンターを奪うと宣言して活性化を図る動きもたいへん頼もしいが


できれば遠慮なくぶつかり合える近い世代のメンバーをもっと巻き込んで


”俺たちの時代”のように、わかりやすい言葉で名付けられるようなムーブメントを起こすことにより


結果として時代を引き寄せる。



という方法論をプロレスから学んで欲しいのだ!




SKEよ、そして若手メンバーたちよ!

自らムーブメントを起こし ”俺たちの時代” を引き寄せよ!!


2017年5月6日土曜日

秋元康のラジオ発言から見えるSKEの未来


5月3日に放送された、NHK-FM「今日は一日“秋元康ソング”三昧」は本人出演のもと、約10時間に渡って彼の作詞、プロデュースした楽曲を紹介しながら多彩なゲストを迎え、48グループについても大いに、その”現在過去未来”が語られた。





この日、59回目の誕生日を迎えた秋元康。



乃木坂や欅坂も含めて彼のプロデュースグループは全体として順調にも見えるが、さすがに還暦間近となり、今後5年、10年のスパンで考えた場合、当然ながら彼のいない未来を想定した運営が求められることになる。



番組では、横山由依、向井地美音を前に



ダイヤモンドはダイヤモンドしか磨けないように人数が多いことによって、お互いを磨き合うことが一番良い。AKBグループの中で曲を作れる人がいて、詞を書ける人がいて、振り付けできる人がいて、グループの中でそれができるようになるのが一番素敵なこと。」



と話している。




以前から語られてきたことではあるが、これはこのグループだからこそ可能なことなのだ。少し大げさに言えば、



この未曾有の大人数だからこそ立案される斬新な企画とシステム、それによって織り成される群雄割拠のAKBサーガと、そこから生み出される思いもよらぬ”異能の存在”こそが、このグループの最大の特徴なのである。



その異能の存在こそ、高橋みなみ、指原莉乃であり、松井珠理奈、松井玲奈なのだ。



メジャーなメンバーばかりではない。SKEでは須田亜香里であり、松村香織であり、高柳明音だ。



若手では、どんちゃんこと福士奈央も未来のSKEを担う重要人物だと思っている。




その中で、すでにプロデューサーとして見込まれている指原のように屋台骨として、その才を発揮するものも出てくるだろう。以前、メンバーがアイデアを持ち寄った昨年の全握 x ニコ生企画や最近のBUBKA別冊でのアンケートでも思ったが、驚くほど良いアイデアを持っているメンバーは多い。




こういったメンバーの自主性を発揮させやすい、風通しの良い組織作りこそ、今後さらに求められるものになるだろう。在籍メンバーばかりではない。




衣装分野での可能性を模索して卒業した、山田みずほ


SKEでの活動の延長線上に視野を広げ、大学への道を選んだ、野口由芽


アパレルブランド「Honey Cinnamon」のプロデューサーとして奇跡的な成功を収めた、平松可奈子


自らパフォーマンス集団を組織し、舞台で活躍を続ける、桑原みずき


卒業即フリーアナウンサーとして頼もしい活躍の、柴田阿弥




在籍時、悔しい思いを強いられることの多かった彼女たちと、再び交わる日にも期待したい。


SKE48は来年、10周年イヤーを迎えることになる。いつか、それぞれの点が線となり胸躍るような、新たなるSKEの物語が紡がれる…そんな日が来ることを期待してやまない!!

2017年4月26日水曜日

エピローグ、ゆめのキセキ 〜そよ風の記憶〜



3月1日、僕はまだ栄にいた。






最終公演後、カフェに顔を出してくれた彼女を見送るため遅くなったこともあるが





どうしても…





どうしても


すぐに栄を離れる気にはなれなかったのだ。





朝から錦通りを歩きながら、昨日のことを思い出していた。





なかなか去ろうとしなかった冬将軍が何かにその背中を押されたように


穏やかな日差しに包まれている。





心地よく吹き抜けるそよ風は…


最後まで凛として清々しかったゆめちの微笑みを想起させる。





発表からわずか1ヶ月、慌ただしい日々の中で、彼女が残してくれたもの…




そこから生まれた数々のキセキは


一層強い輝きとなって記憶されることになるだろう。




地元で実現したネクストポジションLast live !!


熱きリクエストが実ったAKB48SHOW!


楽屋の張り紙を前に満面の笑み


ゆめち初のバレンタイン公演!


熱き魂は受け継がれる〜坂本真凛生誕祭


珠理奈と実現!「赤いピンヒールとプロフェッサー」


名門大洋フェリーがゆめち特別CMをオンエア!


ニチレイ、イタメくんからのグッズとお手紙!


社長からも!てんやの皆様からの色紙!


怒涛のラジオ出演での成長もまたキセキ!



タワレコ、ナゴパル店に見参!とにかく自分から動く!


2ndアルバムに間に合ったというキセキ!


AKB48SHOW! 素晴らしすぎるオンエアに驚愕!


幕張で実現した伝説のアップカミングステージ!


最後の握手会にて「窓際LOVER」を後輩とフルート共演!


最終活動日がちょうど6期4周年であり最終公演 !!


センターはシアターの女神!


研究生楽曲「夕立の前」を早々に昇格した李苑と共に!


これが等身大のゆめち「コスモスの記憶」


#野口由芽卒業でトレンド入りしたーい!



見事 twitter トレンド入り!達成!!



公演終了後、カフェに降臨!


この1ヶ月、いや…


この4年間で起こったことすべてが、キセキだったのかもしれない。




また会える日を楽しみに…Good luck ゆめち!!!