2016年4月14日木曜日

兼任と言う名の”本店穴埋め制度”は廃止すべきである!


昨日NMB劇場において、みるきーの卒業とともにさや姉の兼任解除が発表された。



直後の観客の拍手がファンの心情を全て物語っていると言って良いだろう。


本人の意思が伴わないままの看板メンバーの長期兼任は、双方のグループにとってデメリットが多くなることは、もう認めざるを得ないはずだ。


そもそもこの兼任制度は、2012年前田敦子の卒業発表コンサートにおいての珠理奈とみるきーが始まりである。


開始から4年も経っている制度なのだから、いい加減制度的な不備や意義について、一旦総括し再考しても良い時期だろう。



スタート時から”兼任”というより、

そもそもの発想が ”本店の穴埋め” という要素が強いことは

そのタイミングが前田敦子卒業発表とセット、

そして大島優子卒業前に

”同じ発想の失敗”である大組閣が実施されたことからも明らかであろう。

(弱体化するKへの穴埋めが謳い文句であった。もちろん個別に移動が成功だったメンバーはいます)



ただ兼任や移籍自体は決して間違いではない。



むしろ同じグループ内で人的交流がないほうがおかしい。

少なくとも看板メンバーでない(主に選抜でない)が将来有望な資質を持ったメンバーに
多様な経験を積ませること自体は有効に機能していると言えるだろう。(ex 田中奈津美、大場美奈、市川美織、など)


あらためて整理してみよう。


前田敦子の穴埋め = 支店看板メンバーの兼任制度開始

大島優子の穴埋め = 大組閣(ダブついた本店中堅メンバーの支店での再利用)


これは兼任制度の失敗と言うより、それに繋がる


”本店至上主義”という考え方とその構造こそが

現状の48グループ全体の地盤沈下つながる失敗の本質ではないだろうか?


本店至上主義の象徴は”参勤交代”とも揶揄される個別握手会への参加義務である。


そもそも、このシステムはデビュー間もない、まだ蕾である姉妹グループメンバーを本店ファンにも知ってもらいたいというスタンスで始まったもので、その意義からして軌道に乗ったグループやメンバーは、そのタイミングで離脱することが自然であるはずだ。


例えばSKEなら2010年ごろ、NMBなら2013年ごろ、デビュー2年を目安に離脱できていれば、そして看板メンバーの兼任がなければ、今頃双方のグループはどうなっていただろうか?


今兼任で一番悩んでいるメンバーは宮脇さくらだろう。


本人は移籍を拒んでいる。あくまで魂はHKTにあるのだ。(彼女のような看板メンバーの場合はファンへの無用な混乱をさけるべく兼任期間を短くして、思い切ってスパっと移籍か解除が妥当かと思います。珠理奈は長過ぎました)


各グループの事情があるとはいえ、珠理奈とさや姉が自分の意志で兼任解除に踏み切ったことは、今一度制度自体を見直すチャンスである。

その意義と定義を捉え直すため、兼任制度は一旦チャラに戻すべではないでしょうか?
(ほとんど公演に出ない兼任など意味なし!)


もちろんそれはAKBがヒエラルキーのトップで姉妹Gは下部組織という構造自体
を見直すこととセットでなければ意味がない。


兼任と言う名の”本店穴埋め制度”は一旦廃止すべきである!