▪ ”乃木坂らしさ”の確立
既に話題になっているが
乃木坂46の新曲「今、話したい誰かがいる」がサウンドスキャンの初週記録で
AKBの「ハロウィンナイト」をついに上回った。
サウンドスキャンとは要するに
一般流通分である初回限定版と通常版のみの集計であり、個別握手会を前提としたコアなファンが専用サイトで買う、いわゆる劇場盤を除いた指標として見逃せない。
明らかにAKBの落ち方の激しさによる逆転劇ではあるのだが
ここ最近の乃木坂を見ていると完全に”乃木坂スタイル”を確立した感があり
個人的にはAKBで言うところの「言い訳Maybe」あたりにイメージが重なるように思う。
特に「君の名は希望」「何度目の青空か?」そして今回の
「今、話したい誰かがいる」は詩の世界観と曲調において
通底するものを感じさせてくれる。
AKB王道曲のような派手さは無いが
10代の繊細な心の機微を歌い綴っており、優しく見つめる眼差しがあり
いずれも同世代の学生が合唱するとかなりシックリくる曲に仕上がっている。
乃木坂はこの3作品で「唱歌 x アイドルポップス」路線を
確立し”乃木坂らしさ”を獲得したように思う。
それは秋元氏がかねてより考案していたAKBの「桜の栞」で試みられた合唱路線を
継承発展させたものではないかと僕は受け止めている。
他にもネット検索や関東限定だろうがコンサート動員力でも上回っているとの指標も出ており
これで紅白歌合戦出場が決まれば事実上トップランナーの
仲間入りと言って良いだろう。
その2へつづく。
SKE48勝手にプロデューサー!(笑): 乃木坂46はAKBを超えたのか?その2