2016年1月28日木曜日

その傍らに彼女あり!不撓不屈!磯原杏華


「きょんちゃんてカッコいいなぁ…」


切々と感謝の言葉を語る彼女は、はるかに年上である僕を素直にそう思わせてくれた。


卒業公演の彼女は、既に凛とした大人の女性といった面持ちで、志を定め覚悟を決めた人間の美しさに溢れていた。




僕がヲタになったのは2009年の夏頃だったが、その頃の彼女は本当にまだ子供で、ちょうど現在の、いわゆる7D2(7期とドラフト2期)の年少組と同じ感覚であった。

当時はまだ”SKE48=チームS”という状態で、彼女の存在は認識していてもほとんどその他大勢の中の1人という程度でしかなかったのが正直なところだ。それから彼女をあらためて意識し始めたのは、秋元康も当時注目したGoogle+での研究生としてのあるべき姿を示してくれた投稿


磯原杏華としては関係ないけど 元研究生として言わせてください。 …


そしてチームEの「逆上がり」公演にハマりだした2012年夏頃だった。

”同期中心の冴えないチーム”という先入観で、食わず嫌い状態だったE公演を見て…


「しまった!」もっと早く注目すべきだった!


と思わされたのは、当時気になっていた梅本まどかや斉藤真木子の影響が大きかったのだが、腰を据えてEを推すにつれ、その傍らにいる彼女の存在の大きさにようやく気付かされたのだ。


2期生としてチームEには2010年末の立ち上げ時から参加し、幼いながらも4期生中心のチームを支えてくれていた彼女。特にキャプテンとして奮闘していた梅ちゃんを常に傍らで
支え続けてくれたことが非常に印象的であった。彼女と同じ4期生、小林亜実にとっても非常に大きい精神的な支えであったのは数々のエピソードが物語っているとおりだ。


僕は以前から48グループの今までのアイドルにない面白さは、前例のない大人数とドラマチックな数々の仕掛けにより


”今まで発生しなかったような特殊な存在のメンバーが現れる群像劇にある”

と思っている。


大袈裟に言えば、群雄割拠が織りなすことによって生み出される”アイドル大河ドラマ”と言ったところだろうか?


高橋みなみが代表例だが、常にメンバーの傍らに寄り添い手を差し伸べ導くことのできる人物、半ば劇場支配人やマネージャーのような役割なのだが、このグループにはそんな意味でも必要不可欠なメンバーが少なからず存在する。


精神的支柱と言っても良い。


きょんちゃんは間違いなく、そういう意味でも大きな存在であったのだ。



卒業に当たって各メンバーから様々なエピソードが語られているが、2014年2月、AKBグループ全体による”大組閣”発表時、ショックのあまりその場で泣き崩れた現チームE(元チームA)佐藤すみれを移籍後支えたのも、彼女の存在が大きかったようだ。



移籍メンバーの存在はきょんちゃんにとって事実上、選抜への障害になっていたことは否定できないはずなのに…である!


このことはきょんちゃんが個人という立場を越えて、SKE48のために自分には何ができるのかを考え、実践していたことを端的に現している。



その他の後輩も、仲の良い江籠裕奈や二村春香だけではない。まさに枚挙にいとまがないとはこのことだろう。


SKE48まとめろぐっ! : SKE48磯原杏華卒業公演についての投稿まとめ!「本当にたくさんの方々に支えられた2500日でした。 ありがとうございました」



彼女が研究生オーディションに合格したのは2009年の3月29日、そして2期生のお披露目が4月25日。


長らく非選抜という日陰の存在を強いられ

2013年の悲願の総選挙ランクインを持ってしても容易には叶えられなかった選抜への険しい道のり。



そしてついに念願の選抜入りシングル「コケティッシュ渋滞中」が発売されたのは…


2015年3月31日。



実に6年越し!2166日目にしての、まさに”快挙”であった!*。・゜





先日行われた、AKBグループ総合リクエストアワー2016にて見事2位!に輝いたドキュメンタリー映画主題歌「僕は知っている」


箱推しの力を大いに感じさせてくれた順位であったが、あらためて、その歌詞を噛み締めるに…彼女のことを想わずにはいられない!



ただの努力家などという言葉では決して語れない

きょんちゃんと、いそっぷの皆様との…不撓不屈の2500日!


その背中を見た後輩たちがいるのなら…まだ推せる!!



あらためて”SKE48箱推し”を強く意識した卒業公演でした。

[MV]  僕は知っている Movie Ver. - YouTube