2016年6月24日金曜日

どう見る?総選挙、茶番エンタメ路線の是非


さすがに17位峰岸みなみ、16位にゃんにゃん仮面は
出来過ぎだよなあ、、(´・ω・`; )



18日、新潟にて開催された第8回選抜総選挙は
高橋みなみ卒業を経て、今後のAKB本体がどう舵を切るのか?
という意味でも注目されたが

どうやら運営陣は票数にまで介入を辞さない”茶番エンタメ路線”を
選択したようだ。(あくまで僕の勝手な憶測です)

19時の系列局の地上派中継スタートにあわせて

朝からスポーツ紙でわざわざ卒業発表の前振りをした
にゃんにゃん仮面こと小嶋陽菜を投入することで
なりふり構わず、年々下がり基調である視聴率のテコ入れを狙ってきたのだろう。

(昨年は武藤十夢の間延びしたスピーチで、”掴み”に失敗している)


もはや勘ぐられることは承知の上で
開き直って大島優子も登場させての大芝居?を打ってきたわけだが
数字を見る限り成功したとは言いがたい。


このやり方は完全に諸刃の剣だ。


運営自ら「そんな肩肘張らずに楽しくやりましょうよ」とでも言わんばかりに


介入ありの八百長(と見られても仕方ない)をオープンにしてしまったも同然で


推しのために身を削って大量投票したヲタほど
バカバカしくなって離れていってしまう人は更に増えるだろう。
たとえ他が全てガチだったとしてもだ。


もっとも、それでより一般層へ訴求できれば
うるさいヲタの突っ込みなど、どうでもいいという判断なのかもしれない。


完全に開き直った茶番エンタメ宣言と言えるだろう。


僕は往年のプロレスファンなので、元々プロレス的な視点で
AKBグループを楽しんできた所は多分にあるが


こと総選挙においては

この演出の枠を超えたフェイクありの茶番路線には反対だ。


運営としては、メジャーになるための加速装置として
総選挙のガチがうまく機能したわけだが
状況が変わった今、より効果的に見せるための手段として
プロレスで言う”アングル”を部分的に導入したといったところだろうか。

選挙前のプロモーションにおいても「アキバ文書」なる
フェイクドキュメンタリーという手法の映像サービスを導入したことを見ても
開き直ったプロレス路線を象徴していると言えるだろう。


どこまでがフェイクで、どこまでがガチなのか?を詮索しながら
プロレス的な視点で楽しむ、というのもありだとは思うが


あの、ある種の残酷ショー的なガチ感があったからこそ


緊張感のある、突き刺さるような世間に届く名言も生まれていたのではないか?


ここ数年、イベント自体のマンネリ化もあるが
グッとくる、熱くて魅力的なスピーチが減っているのは
総選挙自体のマジとガチが、明らかに減退していることの
何よりの証拠だ。


総選挙は、あくまで”ガチ”だからこそ

”成長させてくれる魔法”(ゆきりんのスピーチから引用)


足り得ているはずである!



ただ、僕もかつてプロレスファンだったので
全てを”やらせ”だの”八百長”だのと十羽ひとからげに否定はしたくない。

だが、目先の視聴率稼ぎの為には何でもありのフェイクと化したならば
今後、さらに求心力を失っていくことは避けられないだろう。